Claude CodeなどのAIエージェントを使えば、Webアプリは比較的すぐ作れます。
でも、アプリが完成すると次に必ずぶつかるのが「どこに公開するか」という問題です。
ローカル環境で動くだけでは、家族や友人に試してもらうこともできませんし、せっかく作ったアプリもそこで終わってしまいます。
この記事では、AIで作ったWEBアプリの公開先として代表的な選択肢を整理し、私自身が実際にデプロイしてきた経験をもとに、VPSを選んだ理由や選ぶときのポイントを紹介します。
なお、この記事は公開先を選ぶためのガイドです。実際にVPSへデプロイする手順は、別記事で詳しく解説します。
AIでWEBアプリは作れた。次の壁は「公開先」
AIを使えば、以前なら数日かかっていたようなWebアプリでも、短時間で形になるようになりました。
しかし、作っただけでは誰にも使ってもらえません。
実際に公開するには、どこかのサーバーでアプリを常時動かしておく必要があります。
公開先として代表的なのは、大きく分けると次の2つです。
- 無料ホスティング(PaaS)
- VPS(仮想専用サーバー)
どちらにもメリット・デメリットがあります。まずは違いを理解しておきましょう。
無料ホスティングとVPSの違い
無料ホスティング(PaaS)には、
- Vercel
- Netlify
- Cloudflare Pages
- Render
- Railway
などがあります。
GitHubと連携するだけで数クリックで公開できるため、とても手軽です。
一方、VPSには、
- ConoHa VPS
- Xserver VPS
- さくらのVPS
- DigitalOcean
- Vultr
などがあります。
こちらは仮想サーバーを自分専用で借りるサービスで、自由度が高い代わりに、最初の環境構築は自分で行う必要があります。
違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | 無料ホスティング(Vercel / Renderなど) | VPS(ConoHa / Xserverなど) |
|---|---|---|
| 料金 | 無料枠あり | 月数百円から |
| 公開の手軽さ | GitHub連携で数クリック | サーバー構築が必要 |
| 常時起動 | 無料枠では停止するサービスもある | 常時起動できる |
| バックエンド | 構成に制約がある | 自由に構築できる |
| データベース | サービスごとに制限あり | 自由に構築できる |
| Docker Compose | 利用できないことが多い | 自由に利用できる |
| 向く用途 | 静的サイト・軽量アプリ | AIアプリ・DBを使うアプリ・常駐処理 |
無料ホスティングは、とにかく公開までが簡単です。
一方で、AIアプリを作っていると、
- Pythonのバックエンド
- PostgreSQL
- Redis
- Docker Compose
- 常駐プロセス
などを使いたくなることが増えてきます。
こうした構成になると、無料ホスティングでは制約を感じる場面も少なくありません。
私自身も最初は無料ホスティングを考えましたが、
- Docker Composeで管理したかった
- データベースを自由に使いたかった
- Coolifyを使いたかった
という理由から、最終的にVPSを選びました。
VPSを選ぶ基準
VPSを選ぶときは、私は次の5点を重視しています。
- 料金:個人開発なら毎月のコストはなるべく抑えたい
- メモリ:AIアプリなら最低でも2GB程度あると安心
- 構築のしやすさ:管理画面やOSテンプレートが分かりやすいか
- 国内か海外か:サポートや通信速度、日本語情報の多さ
- 情報量:困ったときに検索して解決できるか
スペックだけを見るよりも、「困ったときに情報が見つかるか」は意外と重要です。
実際に使ったVPSと印象
私自身、いくつかのVPSを触ってきましたが、最終的には国内で利用者の多いサービスを使うことが多くなりました。
WEBアプリを動かすなら、まずは2GBプラン程度から始めれば十分です。
| サービス | 月額(2GBプラン・目安) | メモリ / CPU | ストレージ | 特徴 | 詳細はこちら |
|---|---|---|---|---|---|
| さくらのVPS | 1,700円台〜 | 2GB / 3コア | SSD 100GB | 老舗で情報が多い。石狩・東京・大阪から選べる | さくらのVPS |
| ConoHa VPS | 1,200円台〜 | 2GB / 3コア | SSD 100GB | 価格が安いのと、アプリイメージもそれなりに | ConoHa VPS |
| Xserver VPS | 1,400円台〜 | 2GB / 3コア | NVMe SSD 50GB | アプリイメージが豊富で簡単に始められる | XServer VPS |
以前はConoHa VPSは少し割高な印象がありましたが、最近は価格もかなり下がり、コスト面では魅力的な選択肢になっています。
一方で、私が現在よく利用しているのはXserver VPSです。
アプリイメージが豊富で、初心者でも公開環境を比較的簡単に作れるためです。
このブログでも、今後のデプロイ記事はXserver VPSを例に解説していく予定です。
契約したら次に読む
VPSを契約したら、次は実際にアプリを公開します。
このシリーズでは、
- VPSを契約する
- Docker Composeで環境を構築する
- Coolifyを導入する(独自ドメイン・HTTPS化含む)
- Claude CodeなどのAIで作ったアプリを公開する
という流れで、実際に手を動かしながら構築していきます。
AI課題メモ
今回の課題
Claude Codeで作ったアプリを、どこに公開すればいいか。
選んだ解決策
VPS(今回は Xserver VPS を採用)
選んだ理由
- Docker Compose をそのまま使いたかった
- データベースを自由に構築したかった
- 常時起動するAIアプリを動かしたかった
- 今後 Coolify を導入する予定だった
この記事で分かったこと
- 無料ホスティングは手軽だが、AIアプリでは制約が増えやすい
- VPSは初期構築こそ必要だが、自由度が高くAIアプリとの相性が良い
- 初めてなら、情報量が多い国内VPSを選ぶと進めやすい
次にやること
VPSを契約したら、実際にClaude Codeで作ったアプリを公開します。
→ 次の記事: 「Claude Codeで作ったアプリをVPSへデプロイする手順」
まとめ
無料ホスティングは公開までがとても手軽ですが、AIアプリを本格的に運用しようとすると制約を感じる場面が増えてきます。
一方で、VPSは最初の構築こそ必要ですが、バックエンドやデータベース、Docker Composeなども自由に扱えるため、AIアプリとの相性は非常に良いと感じています。
VPS選びで迷ったら、
- 料金
- メモリ
- 構築のしやすさ
- 情報量
の4つを基準に選べば、大きく失敗することはありません。
そして、このブログで紹介する内容は、私自身が実際に試した環境だけです。
使ってもいないサービスを勧めるのではなく、自分で手を動かして分かったことを、これからも一次情報として発信していきます。

